妖怪「たんぽぽ」       演出/ふじたあさや

 おなじみ「ズッコケ三人組」の、妖怪編です。例のズッコケ三人組が妖怪に出会ったら
どうするか、――ズッコケ三人組が好きな子どもたちなら、目を輝かして身を乗り出しそうなお話です。
 でもいったい、妖怪って何でしょう?
 妖怪なんているもんか、妖怪なんて迷信だ、妖怪の話なんてけしからん、という人がいるかもしれません。
 でもどうでしょう。グリム童話の巨人や魔女や7人の小人を妖怪あつかいする人がいるでしょうか。アンデルセンが描いた雪の女王や人形姫を迷信呼ばわりする人がいるでしょうか。それらは本当にはないことでも、あると思うことで夢を見ることが出来る、いたら面白いな、会ってみたいなと思うだけで、心が温かくなるキャラクターばかりです。こういうキャラクターが出てくるお話や歌を、ファンタジーといいます。
 妖怪は日本のファンタジーです。ほんとかなァと思う人は、ズッコケ三人組の活躍を見てください。きっと、「ああ、そうなんだ」と思えることでしょう。そして妖怪が、人間の力ではおよばないことをやってのけるためにいるんだ、「そういう妖怪がいたらいいなあ」と先祖たちが思ってきたんだ、ということが分かるでしょう。
 これは内緒ですが、じつをいうと、〈劇団たんぽぽ〉は妖怪なのです。だれにも言っちゃいけませんよ。

                  作品名
ズッコケ妖怪大図鑑
古いアパートに妖怪が!!
おなじみズッコケ三人組が
妖怪のナゾに挑戦!

<2011年4月より上演>
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原作/那須正幹(ポプラ社刊)  脚色/久野由美
演出/ふじたあさや  音楽/遠山裕
振付/坂東冨起子  美術/矢羽田輝伸
音響/山北史郎   照明/坂本義美
衣装/山土井志麻・ 劇団たんぽぽ
制作/上保節子

            
おはなし
  ハチベエ・ハカセ・モーちゃんは、ミドリ市花山小学校の6年生。おっちょこちょいだけど行動力のあるハチベエ。本を読むのが3度のめしより好きなハカセ。のんびり屋で食いしん坊のモーちゃん。性格はまるでちがうのに、なぜか気が合う、人呼んで、ズッコケ三人組。
 そんな三人組が住んでいる花山町に、古いアパートがあった。建てられてから何十年もたっていて、建物はボロボロ、半分は空き部屋で、住んでいるのは老人ばかり。最近ではめったに近づく人もいない。
 ある日このアパートに妖怪が出るといううわさが…。一つ目こぞう、からかさお化けなど、ちょっと古くさい妖怪ばかり。それはまさに妖怪大図鑑。
  それを聞いてだまっていられないのが三人組。ハチベエ・ハカセ・モーちゃんは、妖怪をひと目見ようとアパートに向かった。するとアパートの前に古い塚があり、ハチベエは姿の見えない何者かの声を聞いた!そして、このアパートを取りこわして、マンションを建てるため、老人達を追い出そうとする怪しい男が…。
 さてさて、妖怪の正体は?昔、ここに住んでいたものとは?ズッコケ三人組が立ち向かったものは?